本日はフルート教則本「アルテス第二巻」についてご紹介いたします。
「アルテス第一巻」では、演奏する姿勢、アンブシュア(吹く角度)、運指、音の出し方、音符の読み方など基本的な演奏方法を習得しました。
「アルテス第二巻」では更に演奏する持久力を身に付けつつ、様々は曲調を習得します。
音楽では「調」があります。
♯、♭無しのハ長調(C-Dur)、イ短調(a-moll)をはじめ、それぞれ7つづつの♯、♭長調、短調があり、計24Keyあります。
楽器の種類に関係なく、クラシックの練習曲ではこの24Keyずつ作曲されています。
長調(Dur)は明るく、楽しい曲調
短調(moll)は暗く、哀しい曲調
曲に変化を持たせるのに転調したりします。
アルテス第ニ巻では一つずつ音階練習と、その曲調で習得すべきアーティキュレーション(奏法)を事前練習してから、練習曲に入るというスタイルを取っているので、一つずつKeyを習得しながら進めていくことができます。
それぞれのKeyは同じ長調または短調だとしても、それぞれ異なる雰囲気があり、であるから様々なKeyの曲が沢山の作曲家の手によって長年生み出されて来ました。
この教材を通して、音楽的な表現を色々な曲調に合わせて演奏できるようになります。
Comments